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ふるさと納税ってどんな制度?

みなさんこんにちは。鶴岡市ふるさと納税、ナビゲーターの鈴木です。

本日は、「ふるさと納税の仕組み」についてお話ししたいと思います。制度的なお話しですが、できるだけ固くなりすぎないように書いていきたいと思いますのでお付き合いください。



はじめに


わたし自身、今年4月から鶴岡市のふるさと納税に携わることになり、恥ずかしながら、「ふるさと納税」という制度について、あまりよく分からないままスタートしました。なんとなくイメージは出来るけど、具体的にはどんなシステムなんだろう?お得なイメージがあるけど一体なぜなんだろう?というかんじでした…。

そんなわたしですが、日々学んでいく中で、説明できることも増えてきたので、「きっとわたしのように初歩的な部分を知りたい方もいるはず!」と想い、今回noteを書いていきます。ふるさと納税をゼロから知りたい人向けの記事になりますので、ご了承ください。

ふるさと納税ってどういう制度?


まずはじめに。そもそも、ふるさと納税とはどういった制度なのでしょうか…?「ふるさとチョイス」のページに分かりやすく書かれていたので引用します。

ふるさと納税とは、生まれた故郷や応援したい自治体に寄附ができる制度です。手続きをすると、寄付金のうち2000円を越える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。寄付金の使い道を指定でき、地域の名産品などのお礼もいただける魅力的な仕組みです。

つまり、ふるさと納税とは、「寄附」をすることで、「ふるさとを応援したい」という想いを実現し、さらにそのお礼として地域の特産品を受け取るシステムということです。

例えば私の場合…

今でも、生まれ育った横浜市に対して「応援したい」「大好きな土地なので関わり続けたい」などの気持ちを持っていますが、「ふるさと納税」を通して寄附をすることで、鶴岡市に住みながらも繋がりを持ち続けることが出来るというふうに考えました。

そこで、仮に私が横浜市に寄附をしようと考え、以下の「崎陽軒のシウマイ」を返礼品に選んだとします。

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お買い物感覚でこのページを見ると、高い!と思ってしまいますが、実際は違います。

17,000円以上の寄附をすることで、そのお礼として、小さい頃から食べていた崎陽軒のシウマイが手元に届くだけでなく、寄附した金額から自己負担額の2000円を差し引いた金額分の税金が控除になるというわけです。

なるほど、なんだかお得な感じがしてきますね。

「税金の控除」というと、すこし難しく感じてしまうので、通常であれば、鶴岡市で支払うはずだった住民税や所得税を、横浜市に支払ったと考えると分かりやすいかもしれません。そうすると、何となく「ふるさと納税」という名前の意味が分かってきます。

自分に置き換えて考えてみると、お金を払う市町村を選べる上に、寄附の際にはその「使い道」を選ぶことが出来るので、「自分が応援したい市町村に関わっている」という実感が持てるのが画期的に感じます。

感覚としては「2,000円分を支払ってシウマイを買っただけなのに、自分が応援したい市町村に寄附まで出来てしまった」というかんじで、寄附者にとっては嬉しい制度だと思いました!

ふるさと納税の魅力


以上のことをまとめると、ふるさと納税には4つの魅力があるといえますね。

①応援したい自治体に寄附ができる

②「使い道」を指定して寄附できる

③寄附した自治体からお礼の品がもらえる

④税金の一定額が還付・控除される⇒実質自己負担額は2,000円

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「ふるさと納税」はどこからできるの?


そんなに魅力的なら是非やってみたい!と思った方もいると思います。では一体、ふるさと納税をしようと思った時、どうすればよいのでしょうか。2つのパターンに分けて、紹介します。

①ふるさと納税したい市町村が決まっている場合

ふるさと納税したい市町村がすでに決まっている場合は、まずはじめにその市町村のHPを検索することをお勧めします。鶴岡市ではHPのトップに「ふるさと納税」のバナーがあり、鶴岡市が返礼品登録をしているポータルサイトのリンクが分かりやすく表示されています。

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鶴岡市は「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」「ANAのふるさと納税」「三越伊勢丹ふるさと納税」「ふるなび」「さとふる」の6つのサイトに返礼品を登録をしているので、このうちいずれかのサイトへアクセスして手続きをすると、ふるさと納税をすることが出来ます。

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②返礼品から選びたい場合

ふるさと納税したい市町村に拘りがなく、返礼品で選びたいという方はGoogleなどで「お探しの返礼品 ふるさと納税」で検索するとよいでしょう。

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その他にも、ふるさと納税のポータルサイトにアクセスして、気に入る品を探すという方法もあります。代表的なポータルサイトと、お勧めのポイントを紹介します。

【楽天ふるさと納税】

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https://www.rakuten.co.jp/f062031-tsuruoka/

楽天ポイントが溜まるので、楽天カードを持っている方にお勧めです。スーパーセールや、お買い物マラソンの期間中に合わせて利用すると更にお得になりますよ。

【ふるさとチョイス】

ふるさとチョイスは、ふるさと納税ポータルサイトの先駆けともいえる老舗サイトで、掲載自治体数・返礼品の登録数が他のサイトに比べて圧倒的に多く、より多くの返礼品の中から選びたいという方にお勧めのサイトです。

【さとふる】

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https://www.satofull.jp/city-tsuruoka-yamagata/

さとふるは、ソフトバンクグループが運営しているので、携帯料金と一緒に支払うことが出来るキャリア決済が充実しています。また、返礼品の受付から発送管理までを「さとふる」内で行っているので、返礼品の到着が他のサイトに比べて早いというのが特徴です。

【ふるなび】

ふるなびは、寄付金額に応じてAmazonギフト券の還元があるので、普段Amazonで買い物をすることの多い方は、特に相性が良いと言えます。

【ANAのふるさと納税】

ANA(全日空)が運営しているふるさと納税サイトなので、旅行や宿泊に強い傾向があるようです。また、ふるさと納税の寄附でマイルが貯まるところが最大の特徴です。


以上、5つのポータルサイトを紹介しました。サイト別に様々な違いがあることがお分かり頂けたと思います。

同じ市町村でもサイトごとに掲載している返礼品が違ったり、独自に打ち出している特集などもあるので見比べてみると面白いですよ。

※支払方法については、クレジット・銀行振込・郵便振込などを選べて、サイトにより決済手数料が異なります。


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どういった手続きが必要なの?


ふるさと納税が出来るサイトが分かったところで、続いて、実際に寄附をした場合、どんな手続きが必要になるのかについて、書いていきたいと思います。

手続き方法は2つ!自分にあった税金控除の手続きを選びます。

ふるさと納税は、自分の選んだ自治体に寄附を行うと、控除上限内の2,000円を越える部分について税金が控除されます。税金控除を受けるためには「確定申告」するか「ワンストップ特例制度」の適用に関する申請が必要です。

個人事業主の方など、普段から確定申告をしている方は、寄付金控除の欄に2,000円を差し引いた額を記入し、「寄附金受領証明書」を確定申告書類と共に提出することで、申請することが出来ます。

確定申告をしていない方もご安心ください!とても親切な制度があります。

会社員の方などは「ワンストップ特例制度」を利用すると、確定申告をしなくてもふるさと納税制度を利用することが出来ます。ワンストップ特例制度は、1年間で寄附先は5自治体までという条件付きではありますが、会社で年末調整をしている給与所得者にとっては、とても便利な制度だと思います。申請も簡単で、寄付の際に、各自治体に申請書と本人確認書類を提出するだけ。

01_ワンストップ特例

寄附の際に、手続き方法を選べるので、自分に合った方法で申請をしましょう。

まずは控除上限額をチェック。


さて、「ふるさと納税」がしてみたくなった方は自分の控除上限額を確認してみましょう。控除される金額は、年収や家族構成により異なります。

このように各ポータルサイトからかんたんにシミュレーションすることが出来ます。そして控除額さえ分かれば、あとは3ステップのみ。

①寄付する自治体を決めて寄附を申し込む

②「お礼の品」と「寄附金受領証明書」が届く

③寄付金控除の手続きを行う

以上の手順で、「ふるさと納税」は完了です。

さいごに


いかがでしたか?わたしはふるさと納税の制度を知って、「思ったよりも簡単だな」と思いました。今回は基本についてお話ししたので、次は更に踏み込んだ内容をお話し出来るように、日々学んでいきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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