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ANA SHONAIブルーアンバサダーと行く──絵ろうそく絵付け体験

今回は城下町の面影を残す、鶴岡山王通り商店街。
富樫絵ろうそく店さんに、ANA SHONAIブルーアンバサダーのお2人とお伺いしました。


ANA SHONAIブルーアンバサダーのご紹介

坂本さん(中央)、九鬼さん(右端)

https://twitter.com/SYO_kurashi

東京都出身の坂本と神奈川県出身の九鬼です。
客室乗務員として働く傍ら、庄内地域に移住し、庄内の魅力を発信するANA SHONAI BLUE Ambassadorとして活動しています。世界各国、日本各地とは異なる庄内ならではの魅力を発信していきます。
今回、鶴岡のお土産店などで、よく目にしていた「絵ろうそく」の絵付けを実際に体験をさせて頂けるとのことで、大変楽しみにしておりました!

ではさっさく、絵ろうそくについて学んでいきましょう

店主の小松さんが教えてくださいました

店の奥では今なお職人が一つ一つ手書きで、四季の彩を写した花紋燭(かもんしょく)をつくっています。
江戸時代には参勤交代の献上品として評判になり、十数軒の蝋燭屋がありましたが現在は『富樫ろうそく店』を含む庄内に数件のみ伝統を受け継いでいます。

2代目の富樫雄治氏は、国の卓越技能者表彰を受けた名匠でした。
現在はその技と店を職人の小松さんが引き継がれ、鶴岡の伝統を今に伝えています。

絵ろうそくの成り立ち、蝋燭の糸芯と紙芯のちがいなど、筆者も勉強になりました

絵ろうそくについて、いかがでしたか?

殿様への献上品として庄内の歴史に残る絵ろうそく。その発祥の由来には諸説あるそうですが、その中に「冬に生花が手に入らないため、仏壇に供える花の代わりに蝋燭に絵を描いたことがはじまり」という謂れがあることを知り、さすがは雪国ならではの知恵だと感じました。
「季節の花」が描かれたものが多いのかと思いきや伝統的な図柄もあり、龍・花車など特に七福神は細かな表情の違いも表現されていることに大変驚きました。
工房では職人さんが長細い蝋燭を2本同時に絵付けしながら、「亡き母に供えたいというお客様のご要望にお応えして、今日はカーネーションを描いているんです。」と笑顔で教えてくださいました。その姿にこんなすてきな職人さんだからこそ、すばらしい絵ろうそくを作れるのだと実感しました。

店の奥にある工房では職人の方が気さくにお話いてくださいました

いざ、絵付け体験に挑戦!

絵ろうそくのインクは服に付着すると落とせないので、作業しやすい服でお越しください
最初に店主の小松さんが描き方を実演して教えてくださいました
九鬼さんは椿を選んだようです
坂本さんはさくらです!難しい花弁は紙に描いて練習しながら…
お二人ともすごく集中して、どんどん描き進めていきます…!

完成!体験してみていかがでしたか?

最初は完成形が見本とだいぶ違うものになりそう…と不安な気持ちでしたが、富樫ろうそく店のお二人からのアドバイスのおかげで、なんとか完成できました。
筆先の向きや、力の入れ具合が紙に絵を描くよりも難しく感じました。
今回は細い蝋燭に絵付けしたので、最初はろうそくを持つ手元も不安定でしたが、描いていくうちに慣れ、初心者でも楽しんで描けたと思います。

絵を描いたろうそくはそのままお持ち帰りできます

「絵ろうそく」の絵付け体験をさせていただき、職人の方々は簡単そうにしていることでも、実際には細やかな技術により人を魅了する作品になっているのだと実感しました。
今回は、見本品を見ながら絵付けしましたが、独自のユニークな柄を描くのも「絵ろうそく体験」ならではの楽しみ方があると思います。

長細い蝋燭だけでなく、丸い蝋燭もあり、様々な楽しみ方ができます。
季節の花を楽しむのもよし、それぞれのお好みの柄を書き出すのも自分で絵付けをするからこそ、自分らしいユニークなものが作れるのも魅力です。
職人さんから直接教えていただけるのも、貴重な機会かと思うので、ぜひ旅の思い出づくりにいかがでしょうか。

坂本さん、九鬼さんありがとうございました!
富樫絵ろうそく店、絵付け体験については以下情報をご覧ください。

富樫絵ろうそく店について

山形県鶴岡市山王町10-52

◆絵付け体験に必要なもの
・参加料
・絵付けのモチーフ(店の商品やスマートフォンで検索してオリジナルで作成する人も多いそうです!)
※絵ろうそくのインクは服に付着すると落とせません。作業しやすい服装でお越しください。
・前日まで要予約(詳細は富樫絵ろうそく店までお問合せください)

連絡先:TEL 0235-22-1070


返礼品の紹介

加茂水族館のクラゲや季節の花など、色取り取りの絵ろうそくが届きます。

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