こんにちは! 山形県鶴岡市の「ふるさと納税」公式noteです
はじめましての方も、おひさしぶりの方も、こんにちは!
「鶴岡市ふるさと納税公式note」は、ふるさと納税制度をとおして、鶴岡や特産品の魅力、生産者さんの声を発信しています。「ふるさと納税するならやっぱ鶴岡じゃなきゃ!」という人も、「たまたま選んだ返礼品が鶴岡のモノだった」という人も、このnoteをきっかけに、鶴岡を(再)発見してもらえたら嬉しいです。
鶴岡ってどんなところ?
鶴岡市は山形県の日本海側、「庄内地方」に位置する人口約12万人のまちです。東北地方でもっとも広い面積を誇る鶴岡市。2,000メートル近くにおよぶ山々に囲まれ、広大な庄内平野が広がり、夕日の沈む日本海に面する、変化に富んだ自然環境が特徴です。鶴岡を知る4つのポイントをご紹介します。
その1 世界が認めた“ユネスコ食文化創造都市”
鶴岡市は、2014年に日本初となる「ユネスコ食文化創造都市」に認定されました。出羽三山に伝わる「精進料理」、だだちゃ豆や温海かぶをはじめとする約60種類の「在来作物」、雛菓子や笹巻などの「郷土・行事食」。鶴岡には、歴史と文化が結びついた独自の食文化が今日まで継承されています。
その2 全国最多の日本遺産
鶴岡市には、日本遺産に認定された3つのストーリーがあります。日本近代化の原風景「サムライゆかりのシルク」、北前船がもたらした繁栄と文化遺産「北前船寄港地・船主集落」、自然と振興が息づく「出羽三山『生まれかわりの旅』」。鶴岡の風景には、いにしえから続く歴史と文化の物語が息づいています。
その3 豊富な温泉地と、クラゲ世界一の水族館
鶴岡市は大小の温泉が点在する「いで湯の里」。海辺の湯野浜温泉、清流沿いのあつみ温泉、竹林と梅林に囲まれた湯田川温泉、そして白山島がシンボリックな由良温泉。いずれも名湯ぞろいの温泉郷です。市内屈指の観光スポット「加茂水族館(クラゲドリーム館)」は、館内にクラゲ研究所をもち、クラゲ展示種数が世界最大級を誇ります。
その4 世界が注目する 「鶴岡サイエンスパーク」
鶴岡サイエンスパークは、2001(平成13)年の慶應義塾大学先端生命科学研究所の開設を機に誕生した、バイオサイエンスを核とする研究拠点です。研究所から誕生したベンチャー企業がパーク内に立地し、次の時代を担う人材と、魅力ある産業を育てるための基盤づくりを担っています。
東京から(ほぼ)1時間で行けるんです
そんな独自の文化や伝統を有する鶴岡ですが、四方に山と海に囲まれた庄内地方は、かつて「庄内島」と呼ばれるほど交通の便に難がありました。いまでは庄内空港が開設し、1日4-5便(羽田–庄内)の飛行機が運行。東京から1時間ほどでアクセスできる場所なんです。陸路なら、「特急いなほ号」に揺られて日本海の絶景を眺める鉄道旅もおすすめですよ。
どんな返礼品があるの?
鶴岡市ふるさと納税返礼品の特長は、その種類の多さです。「ユネスコ食文化創造都市」ならではの返礼品を中心に、伝統工芸品から最先端の研究が生んだ製品まで、約1,400品を取り揃えています(2024年5月時点)。ここでは、とくに人気を誇る定番の返礼品を紹介します。
肥沃な庄内平野が育んだ“米”
とりわけ人気の返礼品は、なんといっても“お米”。全国屈指のブランド米〈つや姫〉をはじめ、〈雪若丸〉や〈はえぬき〉は、地元でも愛されています。精米したてのお米が届く定期便や、一人暮らしに便利なパックライスなど、ご使用のシーンにあわせて返礼品の種類をお選びいただけます。
さわやかな甘みの“庄内砂丘メロン”
もうひとつの定番は、さわやかな甘みが際立つ“庄内砂丘メロン”。日本海沿岸に広がる庄内砂丘は、春から夏にかけて日照時間が長く、水はけのよい砂地、豊富な地下水など、おいしいメロンの生育に適した環境で栽培されています。6月下旬から発送されるメロンは、先行予約の段階から多くのお申し込みが集まります。
枝豆の王様“だだちゃ豆”
リピーターからの根強い支持を誇るのが、鶴岡の在来作物“だだちゃ豆”です。枝豆の王様とも称され、芳醇な香りと噛むほどに広がる濃厚な甘さに、多くのファンが魅了されています。7月から9月の収穫期になると、産地の直売所には長蛇の列ができるほど。「甘露」や「白山」など、品種ごとに食べ比べるのもツウの楽しみ方です。
技術力が光るユニークな製品もぞくぞく!
“食”が目立つ鶴岡市の返礼品ですが、ここだけのユニークな製品の取り扱いも増えています。庄内藩の武士たちが愛用した釣り竿「庄内竿」や、しなの木の皮の繊維を糸にして織る「しな織」といった伝統工芸品。だ液でがんのリスクをチェックできる検査キットや、庄内のクロマツを使った木質ペレット、ハイエンドモデルのアマチュア無線機など、最先端の研究や高度な技術が生みだした製品も注目を集めています。
寄附金はどのように使われているの?
鶴岡市がふるさと納税の受け入れを始めて以来、これまでに多くの方からご寄附を頂きました。みなさまからの寄附金は、「第2次鶴岡市総合計画」(市政の指針)をもとに、以下の使い道に応じて活用しています。
暮らしと防災
環境を保全し、一人ひとりが尊重され、心が通い合い、お互いを見守り支え合う、安全で安心して暮らせる地域コミュニティを構築します。福祉と医療
地域の福祉や医療の充実を図り、市民一人ひとりが生涯を通じて安心して健やかに暮らすことができる社会を形成します。学びと交流
歴史と伝統に育まれた優れた文化のもと、ふるさと鶴岡を愛する、いのち輝く人を育て、歴史や文化でつながる交流を拡げます。農・林・水産業
人が集い新しいことにチャレンジできる、魅力ある農山漁村を形成し、豊かな食文化を支える農林水産業の生産拡大と所得向上を実現します。商工と観光
市民の暮らしを潤す力強い産業を振興し、人材を育てながら、国内外との交流を活発化させ、多くの人を惹きつける地域をつくります。社会の基盤
自然と都市が調和したコンパクトシティの形成を進め、交通や情報ネットワークの充実により市域内外の交流を促進しながら、誰もが安全で快適に暮らせるまちをつくります。地域の振興
各地域固有の特性や地域資源を最大限に生かし、地域住民が誇りと愛着を持ち、安心して暮らし続けることができる地域づくりを行います。市長に一任
「若者・子育て世代応援プロジェクト」や「未来先導型農業プロジェクト」など、部署を横断して取り組むプロジェクトに活用します。
また、2022(令和4)年12月31日に西目地区で発生した土砂災害では、多くの方からご寄附をいただきました。これらは被災された方々への支援や、がれきの撤去といった災害復興事業に活用しています。
おわりに──このnoteで伝えたいこと
故郷への応援や地域格差の是正を目指して、2008(平成20)年5月にはじまった「ふるさと納税」。それぞれの自治体が自慢の返礼品を取り揃え、寄附総額は全国的に右肩上がりを続けながら、多くのメディアに取り上げられるなど、ますます注目を集める制度になっています。
いっぽう、返礼品や寄附の募集に関するルール改正が繰り返されたり、地域間の格差が指摘されるなど、さまざまな課題が残されていることも事実です。制度そのものが発展の途上にあると言えるでしょう。
しかし、ふるさと納税をきっかけとして、鶴岡の魅力を全国のみなさんにお届けできることも、まぎれもないもうひとつの事実です。派手なことはできないけれど、地道にこつこつ。このnoteでは、鶴岡の“いま”を、全国のみなさんにお届けしていきます。
気になる返礼品があれば、ぜひふるさと納税で鶴岡の旬をお取り寄せしてみてください。舌鼓を打ちながら、産地の未来を想像する。そんな経験をきっかけに、ぜひお気に入りの鶴岡を(再)発見してもらえたら嬉しいです。
鶴岡市ふるさと納税担当一同