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鶴岡の夏──定番返礼品が生まれる風景

庄内砂丘メロン、だだちゃ豆、新米──。鶴岡のふるさと納税でとくに人気の返礼品は、7月から9月にかけて収穫されます。観光パンフレットには載らないけれど、鶴岡を代表するおいしい夏の風景。その鮮やかな一瞬を、ふるさと納税担当が記録しました。

7月 庄内砂丘メロン

かつて砂丘地でのメロン栽培を指導した「七窪メロン研究会」の会誌『露地メロン栽培手引』(1934)にはこう記されています。「文化の波が『メロン』の芳香をこの白砂青松の砂丘上に送って来たのがたしか大正7年頃をもってその嚆矢とする」。それから庄内の沿岸には、ビニール水田やスプリンクラー灌漑が取り入れられ、100年にわたって砂丘地特有の栽培の風景が広がっています。

2023年7月21日の昼過ぎ。太陽の強い陽射しが白い砂地に反射します。
背後の松林は飛砂から田んぼを守る。鶴岡出身の農林技官・富樫兼治郎(1896-1965)の功績。
まんまるに育った収穫前のメロン。
太陽と大地と水の恵みがぎゅっと詰まってこそ、この甘さ!

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8月 だだちゃ豆

「だだちゃ豆」は、江戸時代から鶴岡地域の農家が大切に守り伝えてきた枝豆の在来種。甘味やうま味成分が、一般の品種よりも多く含まれている“枝豆の王様”です。新鮮なうちに頂くのがおいしさの秘訣。その収穫は朝早くから始まります。ちなみに、8月8日は「だだちゃ豆の日」。

2023年8月25日の朝4時。まだ太陽が昇らないうちに収穫作業は始まります。
ヘッドライトに明かりを灯して刈り取っていきます。
朝日に照らされた立派な産毛。これがだだちゃ豆の特徴。
あたりが明るくなり始めたころ、収穫した枝豆をトラックに載せて選別作業に移ります。

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9月 新米

鳥海山に登れば、営々と続けられてきた農の営みが眼下一面に広がる庄内平野。ここはかつて水はけの悪い潟湖(がたこ)でしたが、水路を通し、耕地を整理し、育種に励んだ先人たちによって、日本有数の米どころになりました。収穫期になると、あちらこちらでコンバインが忙しく駆け回ります。

2023年9月15日の午後。鳥海山から望む庄内平野はすっかり黄金色に。
陽射しよけにパラソル。稲刈りが始まりました。
ワサワサと稲を力強く食べていくコンバイン。いつ見てもカッコいいのだ。
農家の方たちの努力を知るほどに頭が下がります。

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鶴岡には、四季折々においしい風景が広がっています。返礼品を自宅で味わいながら、ぜひ、そんな景色を思い浮かべてみてください。

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