自宅でできるがんリスク検査『サリバチェッカー』とは?【大人の社会科見学シリーズvol.1】
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自宅でできるがんリスク検査『サリバチェッカー』とは?【大人の社会科見学シリーズvol.1】

鶴岡市 ふるさと納税

鶴岡サイエンスパーク内に拠点をもつ株式会社サリバテックでは、『サリバチェッカー』を用いてだ液によるがんリスクの検査を行っています。

鶴岡市ふるさと納税の返礼品としても話題の『サリバチェッカー』は、現在のがんリスクを検査できるキットで、がんの早期発見に役立ち、なお且つ痛くない手軽な検査であることから注目を集めています。でも一体何故、だ液でがんリスクの検査ができるのでしょうか?そもそも、『がんリスク』という言葉自体にも馴染みのない方が多いと思います。

せっかく返礼品として選んで頂くのであれば、適切に理解した上で使用して頂くことが一番。「まずは鶴岡市のふるさと納税スタッフが誰よりも詳しくなって、説明できるようになろう!」という意気込みのもと『サリバチェッカー』の生みの親であるサリバテック社を訪れました。

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『サリバチェッカー』を開発した株式会社サリバテックは、慶應義塾大学先端生命科学研究所の研究成果をもとに、医療分野での応用と技術開発を進めています。研究施設が隣接する鶴岡市先端研究産業支援センターを拠点に事業を展開しています。

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今回ご対応いただいたのは、『サリバチェッカー』のことなら何でも知り尽くした株式会社サリバテック営業の前田詩穂さん。鶴岡市ふるさと納税の返礼品として出品を始めた昨年度からお世話になっているのですが、改めて色々なお話しを聞かせて頂きます。


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サリバテック前田さんと鶴岡市ふるさと納税スタッフ

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私たちの初歩的な疑問にもわかりやすく丁寧に教えてくださる神対応でした。。前田さんの貴重なお時間を頂いたので、教えてもらった内容を余すことなくこのnoteに書いていきたいと思います!


『サリバチェッカー』とは一体?


Q それでは、まずはじめに『サリバチェッカー』とはどんな検査なのか教えてください。

前田さん『サリバチェッカーはがんの種類ごとに現在のがんリスクを知ることの出来る検査です。現在、肺がん、膵がん、大腸がん、胃がん、口腔がん、乳がん(乳がんは女性のみ)について、それぞれにリスク評価を行いABCDの検査結果レポートをお送りしています。

本検査では、検査を受けた時点でのがんリスクを調べます。生涯にわたってのリスクを予測するものでなく、今現在の身体の状態を評価するものだと考えてください。

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だ液中には体内で生成される多数の代謝物が含まれています。これらの物質のうちがんの組織の中から特異的に濃度が上昇する複数の物質を最新の測定装置で分析し、さらにAI解析することで、臨床研究のデータと照らし合わせてがんのリスクを評価します。

サリバテック社は多くの大学病院と連携しており、沢山の方のだ液のサンプルデータを持っています。その膨大なデータの中から、あなたのだ液の成分組成と、がん患者さんのだ液の成分組成が、どのくらい似ているかをAI解析することで、あなたが今がんになっているリスクを推測する検査だと言えば分かりやすいかもしれません。』

2020年12月検査風景3

なるほど。『サリバチェッカー』は将来的にがんになりやすいかどうかを調べるものではなく、あくまでも今現在の身体のがんリスクを知るための検査ということですね。

前田さんによると、がんになる要因として家系(遺伝的要因)はたったの5パーセントだそうです。殆どの方が、食生活、お酒、たばこ、化学物質など環境的要因でがんを発症することが分かっているといいます。つまりがんは生活習慣病のうちのひとつ。そのため、現在の身体の状況を検査することが大切なんですね。


サリバチェッカーでの検査は正確なの?


『サリバチェッカー』の特徴を理解したところで、もう少し詳しく教えてください。

Q そもそも、がんリスクとは何ですか?

前田さん『サリバチェッカーでの検査は、がんを診断するためのものではなく、検査を受けた時点でのがんリスクを調べる検査です。リスクが高い方はがんになっている可能性が高く、リスクが低い方はがんになっている可能性が低いといえます。しかし、あくまでも可能性ですので、絶対にがんになっていると言い切ることはできません。リスク=疑いがある、という段階です。

Q 検査結果は正確なんでしょうか。

前田さん『あくまでも可能性ですので、絶対にがんになっていると言い切ることはできません。どんな検査でも偽陽性、偽陰性は必ず出てきてしまうのですが、がんの早期発見が最も重要な課題の為、がんに罹患しているのにも関わらず低リスクという結果が出てしまう偽陰性の方を特になくしたいと考えています。これを考慮して基準値を定めていますので、一定の値に達していれば、がんになっていなくてもリスクが高いという結果が出ることもあります。

(※偽陰性・偽陽性についてはこちらの記事をご覧ください。https://salivatech.co.jp/pickup/article-salivalue-03-1/

Q 高リスクという評価がでた場合、どうすれば良いのでしょうか?

前田さん『リスク値が高いという結果が出た場合にも不安にならずにまずは医療機関にご相談頂き、必要に応じて画像検査などの精密検査を受けることをお勧めします。全国に1400の提携医療機関がありますので、 当社のサイトから最寄りの病院・クリニック等を探して受診することをおすすめしております。

また、最寄りの提携病院が自宅から遠い方については、医師による電話相談窓口も設けております。検査難民を出さないような仕組みづくりを行っています。

つまり、リスク値が高いという検査結果が出た箇所について、医療機関で精密検査をすると良いということなんですね。がんの検査は色々な種類がありますし、費用や時間的負担を考えると全ての検査を受診するというのは難しいですよね。『サリバチェッカー』を使うことで、自分は医療機関でどの検査を受けるべきか分かる、という点が画期的だと思いました。

Q どのようなタイミングで使用するべきですか?

前田さん『2人に1人ががんになる時代ですが、やはり検査は面倒なものです。せめて手軽に家で受けられればというニーズに応え、だ液でがんを検査できる製品を開発しました。

年1回の検診は受けていらっしゃるでしょうか。早期発見にはがん検診が重要です。しかし、中には見つかりにくく、進行が早いがんもあります。ただ、年に2回も3回も検診にいくのも非現実的ですので、本検査のようなものを補助的に使ってもらえればと思います。

健康診断と合わせて、または健康診断の合間になど、年齢や体調に合わせて定期的なセルフチェックとして上手に利用するのがよさそうです。


鶴岡市とサリバテックの関係


ここからは、サリバテック社のことをもう少し詳しく聞いていきたいと思います。

Q 鶴岡市ふるさと納税の返礼品としてお選び頂ける『サリバチェッカー』。サリバテック社と鶴岡市の関係性について教えてください。

前田さん『サリバチェッカーの開発・検査においては鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所の技術を使っており、本研究所の研究者や技術者が多く携わっております。

鶴岡本社は庄内地域のスタッフで構成されており、検査の資材も県内企業、検査キットの箱詰めなどは鶴岡市内の福祉作業所にご協力頂いています。まさにメイドイン鶴岡の検査になります。

田園風景の広がる鶴岡北部に位置しますが、鶴岡市先端研究産業支援センターでは世界からも注目される最先端の研究がおこなわれています。最先端の測定装置が並ぶクリーンルームで、緊張感をもってだ液の分析に当たっています。

経済産業省が選ぶ地域未来牽引企業にも選定された株式会社サリバテック。鶴岡市を代表する企業のうちのひとつです。

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開発の目的は、いのちを守るため。


Q 『サリバチェッカー』の開発はどのように進められたのでしょうか?

前田さん『提携している大学病院でがん患者のみなさまにだ液、尿、血液検体のご提供、ご協力をいただきました。そのサンプルを調べていくうちに、がんの方とそうでない方を見分けるには、だ液のデータが最も優れていることが分かりました。だ液はどこでも採取可能で、代謝物質の研究結果上データの有意差が高く、採取しても身体に負担がないという点でがんの早期発見に適していました。

多くのがん患者の方々の協力があって臨床研究を進めることができました。中には余命が短い方だったのですが、次の世代の方々に同じ思いをしてほしくないと検体をご提供頂いたこともあります。思いをしっかりと受け止め、開発してきた技術を是非皆様に使っていただければという思いです。

沢山の方の想いがあって進んできた研究だったんですね。


Q 寄付者の方に伝えたいメッセージがあれば教えてください。

前田さん『今までも本検査でがんを発見された方は、まさか自分にがんがあるとは…?という自覚症状は全くない方がほとんどです。しかし、実際は年齢とともにがんになる方の数は増えると、国立がん研究センターから日本のがんの統計値がまとめられています。https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

弊社の代表は消化器外科の医師で、なかでも膵がんの診療に力をつくしてきました。膵臓は沈黙の臓器といわれていて、膵がんについては健康診断で調べる項目がありません。最も予想の出来ない膵がんと向き合い、患者さんの役に立ちたいという志をもとに、膵がんを見つけるために有効なマーカーはないのかを研究することから始まりました。サリバチェッカーは初期の膵がんの発見についても有効な検査だといえます。』


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【代表 砂村氏のご挨拶より引用】
「こんなに元気なのになぜ手術が出来ないのですか。」
「手術したのにもう転移したのですか。」
膵がんの多くは発見された時には進行がんのステージで、手術後にも転移対策が重要です。未だ満足できる状況ではありませんが、発見が早期であれば膵がんの外科治療成績は良好です。多くの方が年一回の健康診断を受けられていると思います。はたして年一回の検査には根拠があるのでしょうか?膵がんの平均余命は半年以下。もっと頻繁に検査を受けることで、早い段階でがんを見つけられる仕組みをつくりたい。
私たちの提案は「セルフ・ヘルスケア」です。自分自身の健康状態を簡単な検査で把握していれば、がんを早い段階で発見することが可能になります。例えば早期の大腸がんや胃がんが発見できれば内視鏡による切除が可能で、お腹を切ることもなく直ちに日常生活に復帰できます。このセルフ・ヘルスケアには、簡単で身体に負担の少ない検査が適しています。

がんを早い段階で見つけることが、いのちを守ることに繋がるということですね。


検査所を見学させて頂きました。


前田さん、興味深いお話しを聞かせて頂きありがとうございました。最後に少しだけ検査所を見学させて頂きました。

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届いた検体は-80℃の冷凍庫で保存されます。この検体を測定装置で分析し、さらにAI解析を行うことでリスクを評価するそうです。たった数滴のだ液からここまで緻密な検査が出来るというのは、本当にすごい技術ですよね。

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お申込みはこちら


今回は『サリバチェッカー』の開発元、株式会社サリバテックにてお話しを伺いました。自分自身でも検査をしてみようと考えるようになったのは勿論のこと、大切な方のいのちを守るために『サリバチェッカー』を贈り物に選ぶのもいいなと思いました。

だ液の採取はとても簡単ですが、異物の混入等があると適正な検査が出来ない場合もありますので、だ液採取前には検査キットに付属の注意事項をよく読んでから採取してくださいね。

鶴岡市ふるさと納税の返礼品として『サリバチェッカー』をお選び頂く方は以下のリンクより申込みが出来ます。

<ふるさとチョイス>

ふるさと納税以外にもHPでのキット購入、または提携先の医療機関でも『サリバチェッカー』での検査を受けることが出来ます。詳しくは公式サイトをご確認ください。⇒サリバテック公式サイトへ

(文:鶴岡市ふるさと納税担当 鈴木)



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山形県鶴岡市、ふるさと納税の公式アカウント『つるさと』です。鶴岡市は、山形県の日本海側、庄内地方の南部に位置し、人口は約12万人。日本初のユネスコ食文化創造都市に認定されています。\\最新情報はTwitterで発信中//